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学校9月始まりの可能性は?海外の国ではどう?反対意見も!コロナ休校で考える

2020/05/02
 
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小池東京都知事の発言もあり、新学期の9月始まり案が話題になっています。

 

学校9月始まりの可能性は現実的にあるのでしょうか?海外の国ではどうなのか?

 

反対意見もある中で、新型コロナウィルスに影響に端を発した学校の9月始まりについて調べてまとめていきます。

 

 

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学校9月始まりの可能性は?海外の国ではどう?反対意見も!コロナ休校で考える現状

 

 

私は、↑↑↑のコメントと同じく9月始まりの可能性は十分にあると考えます。

 

宮城県ら17県知事が9月入学を提言しています。

 

そしてこれに関連し、小池東京都知事も「以前から“新学年9月スタート論者”の1人だ。4月スタートで桜と一緒じゃないと雰囲気が出ないとか、会計年度の問題があるとか言うが、いま教育は世界の中での競争でもあるので、国際スタンダードに合わせていくことにもなる。これによる混乱は生じると思うが、一方で、いま混乱は生じている。こういう時にしか社会って変わらないんじゃないかとも思うし、その一つとして、ありではないか」と述べています。

 

緊急事態宣言が全国に発令され、現在、全国の教育機関が機能停止しています。

 

このまま段階的に学校教育を再開していくのではなく、世界の標準に合わせた9月をスタートとすることが、厳しいスケジュールで再開するよりも効果的ではないかという考えが出てくるのは当然ですね。

 

コロナの影響がいつまで続くか誰もわからず、学校を休校している事実があるわけですから。

 

世界的には学校教育は9月からスタートするというのがスタンダードです。

 

夏休み明けからスタートとする国が多いため、特に欧米諸国では9月スタートが主流です。

 

日本でも古くは9月から高校教育がスタートするなど欧米に合わせたスケジュールが一般的でしたが、1886年に官公庁の会計年度が4月から始まると定められたことをきっかけに、徐々に4月スタートが主流になり、今ではほとんどの学校教育がこの4月スタートのスケジュールです。

 

臨時休校がいつ明けるかは自治体に委ねられる形になりそうですが、地域によって学習量に大きな差が出ないよう全国一律9月スタートとすることで、世界のスタンダードにも合わせられるのではないかと注目されています。

安倍晋三首相も4月29日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大による公立学校の休校長期化などを踏まえ、「9月入学・新学期」を導入することについて、「これぐらい大きな変化がある中で、前広にさまざまな選択肢を検討していきたい」と述べ、前向きに検討する姿勢を示しています。

 

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学校9月始まりの可能性が出てきたのはなぜ?

 

 

兵庫県小野市は4月22日、緊急事態宣言が明ける5月7日以降も臨時休校をせざる得ない状況が続くようであれば、市立の小中学校、特別支援学校など全13校の夏休みを廃止し、授業時間に充てる方針を示しました。

 

22日の会見で蓬莱務市長は「保護者や教職員の不安を一日も早く払拭するため決断した。」と述べ、早急な決断となった背景を語りました。

 

臨時休校が続く状況下で、文部科学省は「一定期間の休校は必要だが、教育課程に遅れが出ないようにしてほしい。」という見解を示しています。

 

このまま5月7日以降、臨時休校が各自治体の判断で明けていくと、教育課程の進捗に差が生まれ、学生に無理なスケジュールで詰め込む可能性が危惧されています。

 

 

こうなると、命の危険があるので外出自粛で一歩も外に出ることができない子供のストレスがとても心配です。

 

テレビで小木ママが「これで夏休みまで取り上げたら子供がキレますよ!!」ってコメントしてましたが、その通りだと思いますね。。

 

世界に合わせ、全国一律9月始まりとすることで、現時点で生まれてしまっている差もなくすことができ、無理なく通常通り必要な教育課程を修了できるのではないかという意見が出てきたということです。

 

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学校9月始まり 海外の国はどうなの? コロナ休校で考える

 

 

 

参考までに海外では新学期がいつから始まるるのか、ということについても確認してみましょう。

 

海外では9月始まりが主流とはよく言われていますよね。

 

9月始まりの国は、アメリカカナダイギリスフランスベルギーロシアトルコ中国モンゴルなどです。

 

その一方で、シンガポールは1月、韓国は3月、パナマは4月、タイは5月というように、新学期スタートの時期には国によって結構ばらつきがあります。

 

【海外主要国の学校始まりの時期】

1月…シンガポール

1月末~2月初め…オーストラリア、ニュージーランド

3月…韓国

4月…パナマ

5月…タイ

6月…フィリピン

9月…アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国

10月…ナイジェリア、カンボジア

 

一概に9月始まりがスタンダードとは言い切れないんですね。

 

 

 

各国それぞれの事情で新学期の時期が異なるんですね。9月入学制のメリットやデメリットって何でしょう?気になります。

メリデメについても気になったので、9月入学制のスケジュールと海外事例やメリット・デメリットなどを調べてみた!というテーマで主に制度変更のメリット・デメリットについてまとめています。良かったらこちらも読んでみてください。

 

新学期を9月からにする場合は、海外に合わせてというよりは、国内の事情を優先させて判断してもいいんじゃないかなと私は思います。

 

世界と協調を取るため、9月始まりの検討が過去にもなされてきました。

 

全国一律で学校教育全てにおいて9月始まりに変えることが難しく、半年間のギャップが生まれるなどの課題があり、今もなお日本では4月始まりがスタンダードです。

 

しかし、このように、世界の多くの国々では9月入学が主流となっているため、海外からの優秀な学生や研究者を日本の学校に迎え入れることが困難だといわれています。今後、国際化を進め、教育や研究水準の向上を目指していく中で、日本の4月入学制度を変えるチャンスだという考えは妥当ではないでしょうか。

 

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日本はなぜ学校が4月始まりなのか?

 

桜の花が咲く4月の入学とは、実は日本独自の習慣です。

 

いったいなぜ、日本では4月入学が定着したのでしょうか?

 

子どもたちの多くが寺子屋や私塾藩校などといった学びの場に通うようになったのは、江戸時代にさかのぼるといわれています。

 

これらは特に入学の時期は定められておらず、いつでも入学することができました。

 

明治時代の初めになると、西洋の教育が導入され、それに従って西洋と同じ9月入学が主流となりました。

 

しかしその後の1886年から、暦上の1~12月までの「一年」とは別に、4~3月までを一区切りとする「年度」を政府が導入します

 

これは正式には「会計年度」というもので、官公庁が予算を執行するための期間のことです。

 

当時の政府の税金収入源は農家の米だったため、秋に収穫した米を、農家が現金に換えて納税してから予算編成をしていくには、1月始まりでは間に合わなかったのです。

 

そのため、先進国の中心であったイギリスの会計年度の区切りに合わせて、日本でも4月1日~翌年の3月31日を会計年度の期間に定めました

 

この影響によって、小学校や師範学校の入学時期も4月となり、やがて大正時代には、高校や大学もすべて4月入学になったそうです。

 

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学校9月始まりの可能性は? 海外の学校では? メリットとデメリット

 

 

 

それでは、メリットやデメリットはどうでしょうか?

世界的には9月始まりがスタンダードなため、協調する形を取れれば、諸外国との学生交流がより盛んになると言われています。

現在でも留学生や帰国子女などを9月入学で受け入れている大学などは既に存在し、過去には東京大学が9月入学への移行を進めていく方針を打ち出しました

東京大学の試みも他の教育機関などと連携が取れず、完全移行は現在も出来ていない状況です。

仮に大学が先行で9月入学に移行した場合、高校生は3月に卒業後、約半年間の空白の期間が生まれます

これをギャップイヤーギャップタームなどと呼びます。

このギャップが学生にとって不利益になるのではという考えから、日本は現在も学校教育において海外との協調が取れずにいます。

グローバル化という観点では改革できなかった新学期の9月始まりですが、このコロナ禍で学生が無理なく学習に集中できる環境を作るための、一つの有力な解決策として注目されています。

 

諸外国と足並みを揃えることで生まれる今後の学校教育におけるメリットについては、過去幾度となく検証されてきました。

 

今この改革を別の視点から評価し進めていくことが、この厳しい状況から未来ある若者が前を向く、そんなきっかけになり得ると考えられています。

 

学年齢をどうすればいいか、就職活動学校行事をどうするのかといった課題(デメリット?)はあります。

 

しかし、夏に入学試験を実施することで、先ほどの海外に合わせることで留学や就職を留学生がしやすくなり、学生の質や選択肢が世界標準になるというメリット、そしてえ、インフルエンザなど流行風邪を気にせずに受験できるといったメリットもあります。

 

小池東京都知事の発言のようにこれを好機ととらえれば、課題はあるものの、あとは政治でどうするのか、決めの問題です。

 

乗り越えなければいけない課題は多いものの、学校9月始まりの可能性は十分にあると思いますね。

 

9月始まりや9月入学した場合に誕生日や早生まれで学年はどうなるのでしょう?

ちょっと気になったので9月入学で誕生日・早生まれどうなる?アメリカや海外の国との違いはなど調べてみた!というテーマで海外の事例を含め調べて書いています。こちらで詳しく書いていますので良かったら読んでみてください。

 

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学校9月始まりについての世間の声・反応

 

Twitterからいくつか代表的なつぶやきを拾ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

https://twitter.com/futagozaurusu1/status/1255245561038614529?s=20

 

 

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まとめ

 

学校9月始まりの可能性は?海外の国ではどう?反対意見も!コロナ休校で考えるというテーマでまとめてきました。

 

調べてきた中では、9月始まりにした方がメリットが多く、良い、という意見が大勢でした。他方、色々な絡みで協調して一気に変えないと買えられる問題ではないということもわかりました。

 

これから夏にかけてより教育現場での問題課題が顕著になってきます。

 

子どもたちの今の心の問題や将来への投資(教育)といったことを考えるのであれば、議論をどんどんするべきでしょう。

 

9月新学期案は、メリットもデメリットもありつつ、その気になれば実現可能な案であることは間違いありません。政治の決めの問題です。

 

親としては子供たちのために、できる限りの最善策を考え、一つ一つの行動の力は小さいものかもしれませんが、しっかりと行動していきたいものです。

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