コロナ抗体持ってる人2.7%?コロナ抗体できる?できないと感染?などを調べてみた!
実際の新型コロナウィルスの感染者数は公表の400倍という報道がされています。
そうすると、5月2日時点の感染者数を例に挙げると、厚生労働省発表の感染者数は11,702人なので、逆算すると、なんと440万人が感染していることになります!!
神戸市立医療センター中央市民病院が5月2日、新型コロナウイルスとは関係のない症状で4月7日までの8日間に外来を受診した患者1000人の血液を調べたところ、33人に過去に新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体があったと発表しました。
ということは?
新型コロナウィルスの抗体を持っている人って結構いるんじゃないでしょうか?
新型コロナウィルスの抗体ができるや、できないについても知りたいところです。
コロナ抗体持ってる人2.7%?コロナ抗体できる?できないと感染?というテーマで調べてまとめていきます。
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コロナ抗体持ってる人2.7%?の報道
先ほども書きましたが、神戸市の神戸市立医療センター中央市民病院で、一般の患者1000人の血液を検査した結果、約3%の人が新型コロナウイルスに感染していたとみられることがわかりました。
5月2日現在で神戸市が保健所を通じて確認した新型コロナの感染者数は260人。
先ほどの3%を神戸市全体に当てはめて逆算すると約5万人が感染していた計算になるということです。
今回の結果について病院は、今の感染者の数はほんの一握りである一方、一定の割合で、ウイルスに抵抗性を持つ人がいるとの考えを示しました。
病院は、結果の解釈には慎重になるべきだとして、今後、人口全体を正確に反映する検査が必要だとしています。
たしかに国の発表と大きくかけ離れた数字になっているので慎重になるべきでしょう。
厚生労働省の数字に当てはめると・・・ 厚労省発表の数字は↓↓↓です。
新型コロナウイルス感染症に関する情報(出典:厚生労働省) |
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<出典>5月2日時点 厚生労働省発表
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神戸の病院の例では400倍の数字ですから、11,702人x400倍だと既に抗体を持っている人が約440万人!ということになります。
日本の人口が約1.2億人なので、ぴったり合いますね。
この病院の木原康樹院長は「今回の結果はPCR検査で把握する数よりはるかに多い。過去に感染したが、症状は出ていない人が多くいる可能性がある」と話しています。
良く報道でコメンテーターの方々も話していますが、人口全体を反映する集団に対して計画的に検査をし、実態を確認する必要がありますね。
コロナの抗体について調べている中で紫外線にコロナは弱い?ってことも気になりました。新型コロナは紫外線に弱い!紫外線の殺菌効果や消毒時間を調査した!という記事にまとめてみましたので良かったら読んでみてください。
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そもそも抗体って何? コロナの抗体できるには?
抗体があれば、感染しないのでしょうか?
海外の報道でも、政府発表の感染者数よりもはるかに多くの市民が感染しているという報道や、既に抗体を持っているという報道がされています。
そもそも抗体って何か?
その効果や、検査方法は?
気になるところをQ&Aでまとめていきます。
Q:抗体って何?
A:抗体とは、あるウイルスの特定のタンパク質に結合するために免疫系が作り出したタンパク質のこと。この抗体がウイルスのタンパク質と結合すれば、理想的にはそれが引き金となり、ウイルスを無力化し、体内から排除するプロセスが始まります。
Q:抗体検査とは何か? 診断検査と何が違うのか?
A:診断検査はCOVID-19にかかっているかどうかを調べるものです。これは新型コロナの遺伝物質の存在を検出する分子検査で、ふつうは鼻咽頭用の綿棒を使って粘液の検体を採取します。
Q:COVID-19の抗体があれば、再感染から守られる? 期間はどれくらいか?
A:まだ分かっていません。ハーバード大学医学部ブリガム・アンド・ウィメンズ・ホスピタルのデービッド・ウォルト教授は「このウイルスへの抗体反応があるからと言って、再感染しないことを意味するわけではない」と述べています。
ミネソタ大学医学部免疫学センターのマーク・ジェンキンス所長は、いま想定されているのは、抗体の存在が一定レベルの保護を与え、それが2、3年続く可能性があると話しています。
わからない点は、どのくらい多くの抗体が必要になるかです。
人によって作られる抗体の量はさまざまで、それには遺伝子やウイルス感染の重症度などの要因が関わるとみられています。
「最も可能性が高いのは、COVID-19から回復して血流に抗体を持つ人々は数カ月または1~2年の間は免疫があるだろうことだ」とマウントサイナイ病院(ニューヨーク)のデービッド・ライチ院長は話しています。
「だが現時点では不明だ。今後調査していく必要がある」
一方、抗体を持つ人に免疫ができない可能性もあると一部の専門家は指摘しています。
ワシントン大学セントルイス校のグレゴリー・ストーチ教授(小児科)は、抗体の存在が免疫を意味するウイルスは多いものの、HIVやC型肝炎のような例外もあり、乳幼児によく見られるRSウイルス感染症の場合、抗体反応があっても2度目の感染が起きると指摘しています。
Q:抗体検査の信頼度は?
専門家によると、検査メーカーは特異性と感度のバランスを取ろうとしているとのこと。
特異度の高い検査は疑陽性を排除しますが、その分感度が下がり、陽性を一部見逃す可能性がある一方で、検査の感度が極めて高ければ、本当は感染していない人々のシグナルを拾うこともあるとのことです。
つまり、免疫があると判明した大勢の労働者が仕事に戻れるようになると勘違いし、実は感染していた人から、二次感染が広がりますが、そのリスクは否めないということですね。
先ほどのライチ所長は、「ワクチン接種が広く普及するまで今後1年あるいは1年半の間、仕事復帰をどう判断するかを再考する必要があるだろう」としています。
Q:感染後どのくらいで抗体ができるのか? ピークはいつ? 持続期間は?
A:ジェンキンス所長によると、感染の1週間前後から抗体が作られ始め、発症から10日後にはほぼ全員が血中に抗体を持つことが複数の研究で示されている。
抗体が持続する長さは不明だが、別のコロナウイルスが引き起こすSARS(重症急性呼吸器症候群)の場合、ある調査によると抗体は2年後には消えていたそうです。
ライチ院長によると、診断されて14日後には抗体が存在し、21日後にははるかに威力が増すことが、回復した患者の血漿(けっしょう)を投与する全米規模の実験的治療プログラムで分かったといいます。
抗体のピークは症状が出始めてから通常は4~6週間後だとライチ院長。
ラッシュ大学医療センター感染症科のバラ・ホタ教授は、中国の未発表の研究によると、COVID-19の患者から血液を採取すると、約7割にウイルスを無力化する抗体が見つかったと話しています。
しかし、「残る3割が陰性だった理由はわからない」とホタ教授は述べています。
インフルエンザもその年に複数回罹患する人がいることを考えると、コロナに感染しても抗体ができない人が3割いたということもあり得る話だと思います。
以上、いろいろ抗体に関してQ&A式に調べてきましたが、調べる中でわかったことは、この感染症はまだ不明な部分が多いということです。
そして感染している人、抗体を持っている人は、公表されている数字の百倍前後は少なくともいるであろうということです。
ニューヨーク州では4月末の段階で、抗体が確認された割合が14.9%、ニューヨーク市内でいうと24.7%(4人に1人)と神戸の報道よりもはるかに多い結果がでていますので、日本国内でも公表数字の数百倍の人が実は感染済み、抗体をもっている可能性があると考えます。
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まとめ
コロナ抗体持ってる人2.7%?コロナ抗体できる?できないと感染?というテーマで纏めてきました。
調べてみてわかったことは、実は市中感染は報道されているよりもはるかに多いこと、そして抗体ができている人もかなりの数いることです。
日本での新型コロナウィルスによる死亡者数が正しいとすれば、感染してから死に至る可能性は、諸外国と比べかなり低いので、政府や各都道府県の発表や指示をしっかりと守っていれば、やみくもに怖がるべきではないと思います。
不要不急の外出を避けること、外出自粛、3密を避けること、手洗いうがいをしっかりし、日常の生活にこれらをいかに組み込むかが大切です。
一日も早く収束してほしいものです。