3次救急医療って何?どうなるの?新型コロナで医療崩壊の危機!!
新型コロナ対応で、緊急性が高く、命に関わる重篤な患者を受け入れる3次救急医療を担う大阪府内の4病院が、救急患者の受け入れを停止したり、一部制限したりしていることが4月17日に報道されました。
新型コロナウイルスに感染した重症患者の治療を優先するためだが、交通事故などで一刻を争う重篤な患者が救えなくなる可能性があります。
専門学会は「救急医療の崩壊が始まっている」と危機感を強めており、とても心配です。
3次緊急医療とは何でしょう?
この病院が救急の受け入れを拒否するとどうなるのでしょうか?
3次救急医療って何?どうなるの?新型コロナで医療崩壊の危機!!とうテーマでまとめていきます。
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1次・2次・3次救急医療って何?
日赤医療センターは、救急の受け入れを停止してますね。数少ない三次救急病院がもう停止しているって・・・ pic.twitter.com/gXb8H57lNq
— 公爵夫人 (@Contessa_) April 4, 2020
少し古いですが、厚生労働省医政局によると平成20年3月時点の全国の緊急医療体制の整備状況は次の通りです。10年前と現在でこの数字に大きな変化はありません。
1次救急 (初期救急) |
休日夜間急患センター(施設数) | 516 |
在宅当番医制(実施地区数) | 641 | |
2次救急 (入院を要する救急) |
入院を要する救急医療施設(施設数) | 3,175 |
(地区数) | (405) | |
3次救急 (救命救急) |
救命救急センター(施設数) | 266 |
3次救急医療機関(重症〜危篤 救命救急センター)はこちらで調べることが出来ます。
まずは「救急指定病院」についておさらい
救急指定病院は消防法の「救急病院等を定める省令」によって定められています。
救急指定病院とは、救急患者の診療に協力できるという旨を都道府県に申し出た医療機関のうち、認定条件を満たし、かつ都道府県知事が認めた病院・診療所のことを指します。
救急業務は都道府県それぞれが医療法における医療計画によって、症状と緊急性から3段階に分けて医療体制を整えています。
この3段階というのが、1次救急、2次救急、3次救急にあたります。
1次救急は、初期救急とも呼ばれています。
軽症患者に救急医療を提供する1次救急
1次救急(初期救急)とは、入院の必要がなく帰宅可能な軽症患者に対して行う救急医療のことです。
ですから、患者は自分自身、もしくは家族など身近な人に付き添ってもらって来院します。
1次救急の診療は都道府県に配置されている休日夜間急患センターで行っているほか、救急指定を受けている地域の開業医や病院が1日ずつ在宅当番となって行っています。
24時間体制で救急患者を受け入れる2次救急
2次救急が提供できるのは、24時間体制で救急患者の受け入れができるようになっており、
- 手術治療も含めた入院治療を提供できる設備が整っていること
- 救急医療の知識と経験が豊富な医師が常に従事していること
- 救急患者のための専用病床が整備されていること
などの条件を満たしている病院です。
2次救急は、2次救急の指定を受けた病院が病院群輪番制や共同利用型病院方式などの方法で対応するのが特徴です。
病院群輪番制とは、2次救急の指定を受けた複数の病院が当番制で救急患者の受け入れ・診療を行うという方法のこと。
もう一方の共同利用型病院方式とは、その地域の拠点病院などが施設の一部を開放し、そこに地域の医師が出向いて診療を行っています。
地域の医師の協力により、休日や夜間の救急診療ができるようになっています。
2次救急の整備状況は、ここ数年減少傾向にあります。
さらに高度な救急医療を提供する3次救急
3次救急は、1次救急や2次救急では対応できない重症・重篤患者に対して行う医療です。
3次救急の指定を受けている病院には救命救急センターや高度救命救急センターが設けられており、24時間体制で救急患者の受け入れを行っています。
また、3次救急の指定を受けている病院は救急医療の教育機関としての役割も。
医師や看護師、救急救命士などが日々救急医療を学んでいます。
3次救急対応の病院は年々増加の傾向にあります。
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世間の反応・声 / どうなるの?新型コロナで医療崩壊の危機!!
ヤバイ、来る時が来た…と言ったつぶやきが多いですが、冷静に「今自分ができることは何か?」と言った声もあります。
https://twitter.com/naotanlovebts/status/1251401902819966976?s=20
大阪も三次救急の4病院、急患の受け入れ中止か。
病気(怪我)はコロナだけではないし、救急車もたらい回しで病院搬送まで時間食えば次の事案に出動が困難となる。
医療崩壊かあ。
— パオラ (@paora_ekimemo) April 18, 2020
三次救急が4箇所も止まるってやばいよ。交通外傷とか高エネルギー外傷を見るところなくなる。
とりあえずみんな車にのらんほうがいい。歩行時も事故に気をつけて。
なお私も不測の交通事故を避けるためにずっと車に乗ってない。 https://t.co/l5MsYEd8oW
— 猫さん (@ilovecat222) April 18, 2020
#新型コロナウィルス
大阪 医療崩壊
三次救急の4病院が受入れ休止に「交通事故などで一刻を争う重篤な患者が救えなくなる可能性もある」
三次救急医療機関は、
心肺停止や脳卒中など重篤な患者を24時間体制で受け入れる
「救急医療の最後のとりで」 https://t.co/tjRVbTeZEu— おけいこ@歯ッピースマイル デザイナー (@koikeikoi) April 18, 2020
私はPPEはあまりしませんが、たまにします。手袋を二重、ガウン(袖付き)今は不足してエプロンの時も、キャップ、ゴーグルです。スタンダードプリコーションです。よく使うところは地域の官公立の中核病院、いわゆる三次救急病院、施設基準で感染対策加算1の基準をとっているところだと思います。 https://t.co/1WmDlRdJS5
— ちゃば (@chaba_kenchan) April 18, 2020
さまざまなご意見まだまだありますが、はっきりしていることは1つ。
今国民1人1人ができることもわかり切っています。
マッターホルンに「#StayHome」とビームを当てられた世界一リッチな国、WHOのお膝元でもあるスイスは、実はかなり前から大変なことになってる。九州くらいの大きさの国に人口は850万人、なのに、感染者は18000人越え、死者も500人を超え、人口に占める感染者割合もイタリアを上回る。(´・ω・`) pic.twitter.com/3EtEPlii36
— にのうらさとこ at homeヾ(○'∀'○)ノ (@ameayunon) April 4, 2020
それは「#stay home」です。
どうしても外出する時はマスクをつけて三密を避けること。
都度、うがい手洗いを小まめにすること。
ウィルスはそもそも、人と人が合わなければ感染しないのです。
本当に困っている人を救うため、自分と自分の大切な人たちを守るためにあなた自身が率先してこれを守り、周りにも働きかけましょう。
医療従事者の皆さん、本当に困っている方に助けがいく仕組みを守るのは1人1人の意識の積み重ねしかありませんよね。
「#stay home」です。
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まとめ
3次救急医療って何?どうなるの?新型コロナで医療崩壊の危機!!というテーマでまとめてきました。
緊急医療体制についてはどうなるのかや危機についてもお判りいただけたことと思います。
政府やマスコミ、インターネットからもらう新型コロナ対策は至ってシンプルです。
安倍晋三首相の言うように僕ら1人1人の責任の積み重ねが日本人全体の死者数を減らすわけです。
励まし合ってこの困難の収束を待ちましょう。
ちょっと古いですが、ONE TEAMですね!